イタリア・トリノ出身。
トリノ音楽院を経てミラノ・スカラ座研究生として学ぶ。 G.ファーヴァレット、I.A.コッラデッテイG.シミオナートに師事。最年少18歳でアレッサンドリア国際声楽コンクール優勝、その後、パヴァロッティ国際声楽コンクール、ベッリーニ国際声楽コンクール、そして声楽コンクールの世界最難関と言われるヴェルディ国際声楽コンクールで優勝。7つもの国際声楽コンクールで全て優勝という快挙を果たす。イタリアをはじめヨーロッパ各地の歌劇場に数々のオペラに主役で出演し、パヴァロッティ、レオ・ヌッチ、アラーニャらと共演する。彼女の歌の特質は何と言っても比類なき歌唱技術である。天性の声はただ明るく美しいだけでなくその上、暗く音色をたたえており、まさにベルカント唱法の真髄を究めたイタリアでもトップの実力を持つソプラノである。
2013年より日本でのコンサート活動を本格的に開始。2013年には福岡と北九州でのチャリティーコンサート、2014年には東京・紀尾井ホールでのコンサート開催、2015年には国際ソロプチミスト福岡―南のチャリティーコンサート、2016年には東京でのオペラ『椿姫』に「ヴィオレッタ」役で出演、また2016年、2017年と東京・紀尾井ホールでのコンサートなどコンスタントに活動を続けている。その他、日韓合作映画『ザ・テノールー真実の物語』(2014年公開)では名メゾ・ソプラノ歌手・フィオレンツァ・コッソット役で出演し劇中劇ではメゾ・ソプラノの歌唱をも披露し、類いまれなる実力を披露。現在、東京を拠点に、プライベートレッスン、マスタークラスでの個人指導、ならびに平成音楽大学客員教授として、後進の指導にあたっている。